私の人生の転機

2021年11月8日

私には今、高校生の娘と中学生の息子がいますが、2006年に生まれた娘はダウン症でした。

それまで障碍のある人が周囲にいなかった私は、自分の障碍に対する無知と
思い込みに向き合いながらの子育てになりました。

ようやく慣れてきた2歳の頃、たまたま経過観察に訪れていた病院の検査で、
急性骨髄性白血病の診断を受けました。

病院に泊まり込みの24時間看護が必要なので、私も病院に「住む」生活が
始まりました。

化学療法により、寛解になりましたが、半年後に再発。
ここからが本当の試練の始まりでした。

繰り返される化学療法、間質性肺炎、敗血症、骨髄移植、再再発。
「覚悟して下さい」という医師の言葉を、何度聞いたことか。

ジェットコースターで疾走するような緊張感が続く、ギリギリの精神状態の日々。
苦しいのに立ち止まれない(気が抜けない)毎日を、ひたすら走り続けました。

事情があって親の手を借りられなかったので、私が倒れたら娘の世話をする人間が
いなくなってしまう。
体調を崩すことも気が変になってしまうことも許されない、と思っていたので、
もう必死! (^_^;)

骨髄移植が成功しなかったと判明してすぐ、退院させてもらいました。
最後の夏に家族一緒に過ごし、旅行にも行きました。

そして少しづつ食べられなくなり、最期は自宅で家族全員が抱っこして話しかけ、
歌を歌いながら見送りました。 素晴らしい「お別れ」でした。