江ノ電で海沿い旅(後編)
成就院から徒歩5分ほどで極楽寺、到着。
途中、土木遺産の「極楽洞」を見る予定でしたが、暑さに負けて、極楽寺切通(きりどおし)を通らず直接、極楽寺に向かってしまいました。💦
極楽寺も参拝者が3〜4人といったところで、のんびりお参りができました。
(以前は撮影禁止だった極楽寺も、今は撮影解禁されているようです)
境内には、ここにしかないという桜「八重一重咲分け桜」が、重そうに枝を伸ばして迫力があります。花が咲く時期には、さぞ見応えがあることでしょう。
説明書きによると、北条時宗公(元寇の時の執権)お手植えで、一つの枝に一重と八重の花が混じって咲く、珍しい桜だとか。
以前訪れた安国論寺の「妙法桜」もそうですが、世界に一本しかない貴重な種(しゅ)の木が残っている鎌倉は、歴史の古さに誇りを持つそれぞれの寺社が、境内の樹木をいかに大切に守り伝えて来たかが、わかります。
参拝後、数々の映画にも使われたという、小さくかわいらしい極楽寺駅に向かうと、駅の周りにはまだ少し紫陽花が残っていて嬉しくなりました。
極楽寺駅から乗車し向かうは腰越駅。
駅舎には、こんなカワイイ絵が描かれていたりします。
こういう小さなホスピタリティって、嬉しいものですね♡うふふ。
駅からまず向かったのは、徒歩3分の腰越漁協組合直売所。名物の「朝どれフライ」をお土産に買うためです。
小さな平屋の建物のガラスの引き戸を開けると、中は12畳くらい?のスペースに、簡素なテーブルとイスが用意されていて、壁には色鮮やかな大漁旗が飾られていました。
右手奥の小さなカウンターの中が調理場になっていて、注文するとその場で揚げてくれます。
店内にはファミリーが2組、カップルが1組、一人で来ている男性もいて、イートインになっているので、その場で熱々を頬張っていました。美味しそ〜。
私も揚げたて熱々、い〜匂い♡のフライを数種、持参のショッピングバッグに入れて、意気揚々と小動(こゆるぎ)神社に向かいました。(この後、ちょっとした悲劇が待っているとも知らずに💧)
徒歩2分、小動神社もすぐ近くです。
この日はちょうど夕方からお祭りがあるらしく、祭り提灯(ちょうちん)が吊るされて夏の風情を漂わせていました。
主祭神は、建速須佐之男命(たけはや すさのおのみこと)、建御名方神(たけみなかたのかみ)、日本武尊(やまとたけるのみこと)。新田義貞が鎌倉攻めの戦勝祈願をし、その願い通り、鎌倉幕府を滅ぼしました。
歴史を感じる古い神社で、狛犬(こまいぬ)が頬っかむりをしているのがカワイイんです。
港の近くなので、海の神様もお祀りしてあります。
神社の奥まった一角に、小高い展望コーナーがあり、腰越漁港が望めます。
遠くに江ノ島のシーキャンドルが見えて、行きたくなりますが、今回は引き返して、本日最後の観光スポット「日坂(にっさか)」へ。
鎌倉高校前駅で降りてビックリ。駅が外国人観光客で溢れ返っていました。私の予想を上回る混雑で、中国語や東南アジアらしき言語が飛び交っています。
なんとかその混雑を抜けて日坂に向かうと、有名な交差点(海を背景に江ノ電の車両を撮影できる)には、外国人観光客の方々が大勢集まっていて、ガードマンさんの怒声が絶え間なく聞こえていました。
見渡したところ、日本人は1〜2割くらい?
いやはや、ガードマンの方にとって辛い仕事でしょうし、怒声を耳にするほうも辛い。何かスマートな方法で解決できたら良いですよね。
この日坂を登った先に、スラムダンクのモデルとなった「鎌倉高校」があるので、同漫画が大ヒットした中国の方が多いのは当然ですね。
小雨降る中、うまく写真が撮れなかったのは残念でしたが、有名な日坂を生で見られたので、良しとしました。
帰りの江ノ電は、もう寿司詰め状態。顔の向きも変えられません。ひたすら耐えること20分、ようやく鎌倉駅に到着してホッとしました。💧
ちなみに前述した「ちょっとした悲劇」は、帰りのJR電車内で座った時のこと。
スカートの腿あたりに、おにぎり大の油染みを発見!美味しそうな匂いを撒き散らして歩き回った買い物バッグの中では、無造作に入れたパンフレットやお土産と共に、無惨に割れたフライのプラパックから、たっぷりの油が染みていたのでした・・・。(⚠️朝どれフライのパックは壊れやすいので、ご注意ください)
この日の食レポは、次の「おいしい鎌倉③」に続きます。不思議なカフェに行きましたよ♪お楽しみに。
〜WEBコーチングしています。よろしければご覧ください〜