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無敵のクマ

『そりゃあもう、いいひだったよ』

『そりゃあもう、いいひだったよ』
荒井良二・作 小学館発行 2016年2月

本を開くと、見返しの遊びの部分(扉絵の前の紙面)に
「4クマまんが」が描かれていて、
もうこれが、この絵本のテーマとかテンションを象徴的に表している。

ぬいぐるみの熊が、手紙をもらって出かける先々で
いろいろなラッキーと人々の親切に出会って、
嬉しくなっちゃう物語。

ちょっと大変な事や淋しさを感じることもあるけれど
そのあとには、また嬉しいことが待っていて
いつもゴキゲン♪な主人公。

たぶんクマがゴキゲンだから、いい人に会って、
いい事が会って、嬉しくなって…の
Happyループが回っているのだろうし、
たとえコケても「大丈夫!」って元気に立ち上がりそうな
ポジティブさは「天然」なのかもしれないけれど、

大人の私から見ると、そこにどんな事にも良い面を見よう、
とする意志があるように思えて、何か健気さも感じてしまう。

どんな時だって、いい事はあるし、感謝できることがあるんだ。
感謝と前向きさがあれば無敵さっ!と言われているような本で、
読んだら元気出ます。

そりゃあもう、いい本だよ。